季節の一画 1月 アップ:2023.1.1



厖大な山容の間ノ岳
  3189.50m-山梨・静岡県-
   
山道を歩きながら、見晴らしのよい山から道程を振り返るのは快い。あんなにも遠くから歩いてきたのか、
あのナイフリッジの通過は気が気じゃなかった、形のよい山だなぁとか、いろいろと感慨に耽る楽しみがある。
ここ西農鳥岳から来し方を振り返ると、間ノ岳が厖大な山容を見せつけていた。「どうだい、大きいだろう」と、
体操選手が鍛え抜いた胸筋を自慢しているかのような光景で、実に雄大。さすがに国内4位(1974年当時) の高峰だと思った。
その後ろでは、2日前に登った北岳が屹立していた。
1974年の年末から正月にかけて3名で、氷点下10~15度のなか、テント4泊の白根三山縦走だった。

【山名の由来】
名前は、白峰三山の真ん中の山であるためとされているが、『日本山岳ルーツ大辞典』には、
山梨・静岡・長野の間(あい・合)に立つ雄大な山」と書かれている。2014年、国土地理院の衛星測位システム測量に基づき、
標高が1m高く改定され、奥穂高岳と並んで、国内3位の高峰になった(四捨五入による)。