朝日・朝焼け、夕日・夕焼け 最新の更新:2025.7.29
◇ 『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』の解説。
朝焼け morning glow
日の出のときに東の空が紅黄色に染まる現象。日の出や日没時には、太陽光線は最も厚い大気の層を通過して地上に達するが、散乱光の強さは入射光の波長の
4乗に反比例するため、波長の長い赤色が最後まで散乱されずに残り、赤い空が生じる。
夕焼け evening glow
日の入りのときに、西方の地平線に近い空が燃えるような赤紅色に染まる現象。大気中を進む光が空気分子によって散乱されるために生じる。散乱光の強さは波長の
4乗に反比例するため、昼間の大気中では、まず波長の短い紫ないし青色が最も強く散乱され、空が青く見える。
朝日・朝焼け、夕日・夕焼け-② 2025.7.29
朝日・朝焼け、夕日・夕焼け-① 2022.3.10
△ 会津駒ヶ岳の駒ノ大池の朝焼け(福島県)。 北海道のサロマ湖の夕日。 雲海に浮かぶ高原山と朝日(栃木県)。