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大岳山 1267m 首都圏から西方の奥多摩の山々へ目を向けると、握り拳を突き上げたように目立つ山。それが大岳山。
 昔は東京湾へ入る船の
目印になったともいわれます。奥多摩で人気の高い山の1つです。

△ 奥多摩や奥武蔵の山々へ登ると、最も分かりやすい山の1つが大岳山。それを基準にすると、周囲の山座同定が容易くなります。
 上は南側の浅間尾根からの大岳山。東西へ羽を広げたように頭を持ち上げていて、すっきり。白樺の葉が大分落ちていました。10月。 

△ 上と同じ場所。めったに撮ることのできない東京消防庁の山岳ヘリ救助訓練と大岳山。白樺が元気。
 大岳山から右へ流れるのが馬頭刈 (まずかり) 尾根で、中央の小さな突起は富士見台(大怒田山、1054m)。
 さらに右端は鶴脚山(916m)、馬頭刈山(884m)。5月。

△ 北東側の高水山から遠望した大岳山(中央)。右は御前山1405m。1月。

△ 武州御嶽山の長尾平から見上げた大岳山。8月。

△ 大岳山頂から望んだ御前山。その左奥は三頭山(1531m)と、大沢山(1482m)。7月。

△ 大岳山頂。2等三角点があります。北緯 35°45′54″.7911/東経 139°07′49″.5094/標高 1266.43m。
三角点の成果値である緯度・経度(座標値)は、柱石頭部「+」の刻字の中心位置、標高は柱石頭部の上面です。7月。
*詳しくは次のサイト参照   https://www.gsi.go.jp/chubu/minichishiki6.html


△ 多摩地方から遠望した大岳山。その右奥は御前山。雪が少しあります。1月。
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△ 御岳山は信仰の山で、大岳山の登山口でもあります。ケーブルカーで登って、御岳集落へ向かうと、鳥居が迎えてくれます。
 右は御岳の集落。山上集落で、御嶽講の御師の家や宿泊施設(宿坊や民宿)、土産物店などが建ち並んでいます。

△ 武州御嶽神社。宝物館には国宝「赤糸威鎧」があります。日本三大鎧の1つといわれ、畠山重忠の奉納を伝えます。 
 右は馬場家御師住宅で、東京都指定有形文化財。馬場家は甲斐武田氏に仕えた重臣・馬場美濃守信春の末裔と伝えられ、
 御嶽神社の御師を代々世襲。現在14代目。

△ 宿坊の1つで、門構えが立派。 
 右は綾広の滝。滝行が行われることもあります。大岳山の登山コースから近い。滝口は真夏でも気温22度ほどで、涼しい。
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1995年に著した山の本の表紙です。
スケッチは、東京都・山梨県の境、笹尾根から遠望した大岳山です。
峰頭を持ち上げた山容が、遠くからでもはっきり分かります。
手前の尾根は、浅間尾根。